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JDA秋大会でのジャッジ [ディベート]

2010年11月3日(文化の日)に JDAの秋大会があり、ジャッジに行ってきました。すでに2週間以上経ってしまいましたが、気がついた点をコメントします。


5年前にほぼ同じ論題だったときは、着床前診断のケースが8~9割で、代理出産のケースは数えるほどでした。それに対して今回は全く逆で、代理出産のケースがほとんどだったみたいです。私が予選3試合で見たケースも、決勝のケースも、いずれも代理出産でした。代理出産および着床前診断を取り巻く状況は、5年間であまり変化していない(ように見える)にも関わらず、ケースの流行が正反対になっているのは、なかなか興味深い現象です。


ところで、私は、この大会の特徴は「異文化交流」にあると勝手に思っています。どういうことかというと――


今の日本には、さまざまなディベート活動があります。日本語・英語、中高生・大学生・社会人、政策ディベート・パーラメンタリーディベート、などなど。普段は、それぞれがコミュニティーを構成していて、交流することはあまりないのですが、JDA大会はいろんなコミュニティーからの参加があるため、異なるコミュニティーから来た人同士の対戦を見ることができます。これを私は「異文化交流」(「異文化対決」かもしれませんが)と勝手に呼んでします。さらに「異文化交流」は、対戦相手に限らず、ディベーターとジャッジとの間でも発生します。


JDA 大会のこのような特徴に気づいてからは、試合後にコメントするときも、できる限り特定のコミュニティーに偏らないように心がけています。


……という長~い前置きは何のためかというと、ここ数年、この大会でジャッジをしていて、とある議論の扱いについて「異文化」を感じることが頻繁におこったからです。その議論とは、カウンタープランでもトピカリティーでもなくて、意外にも「判断基準」についてです。


――その具体例については、次回に説明します。


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